先日ある会社での公演で
”会社の利益はうんちのようなもの”
という話をした。
参加していた人に好評だったこともあり
内容をまとめておきたいと思った。
体の体調が悪いとうんちはでない。
もともとの体質が
関与していることもあるが、
多くの場合は
腸内の環境や生活環境によって
便秘になることが多いようだ。
その環境を改善することで、
以下のような効果が得られる
という人たちがいる。
・透明感のある美肌になった
・新陳代謝が良くなった(美肌・ダイエット・老化)
・夜は快眠、朝は爽快な目覚めになった
・不眠症や冷え性などが改善された
このように美容面だけではなく、
健康面も大きく変化することがわかる。
経営でも同じことが言える。
社内の環境が整っていない、
具体的にいうと
環境整備ができていないために、
仕事の質・スピード共に悪い状況だと
利益が残ることはない。
どれだけ売上が上がっても、
ほとんど利益が出ないのは、
上で書いたような便秘の状況と似ている。
社内の仕事の体質を変えないと
利益が増えることはまずないと言える。
うんちが出ない状況である便秘を
解消するための重要な要素として
食事が考えられる。
食べるものを変えることで、
便秘を解消することができる。
例えば、
食物繊維は正しい食べ方をすることで
便秘解消の効果は絶大と言われている。
代表的な食べ物として、
穀類(玄米・オートミールなど)、
豆類(大豆・おからなど)、
海藻類、きのこ類などが挙げられる。
また醗酵食品である
納豆・漬物・醗酵して作られた調味料
(味噌・醤油など)が挙げられる。
経営に置き換えて考えても
全く同じことが言える。
ここでいう「何を食べるか」は
経営で考えてみると、
「どんな事業をするのか」
「どんなお客様とお付き合いするのか」
ということである。
社内の環境が整っていたとしても、
粗利益率の低い事業をすることで
利益は残りずらい体質となる。
会社とは、
『どの事業をするのかを決定した段階で
仕事の半分は終わったようなもの』
とまで言われることもあるぐらい。
だからこそ、
毎年自社の事業体質をしっかりと把握、
そして、構築していくことで
確実に体質は変わっていく。
また食べ物と一緒で、
闇雲に食べればいいという
ものではない。
良いお客様を見つけて、
そのお客様と
長くお付き合いをすることで
会社の利益は変わってくる。
多くの会社では売上を上げるために
どんなお客様とでも
取引をしようとした結果、
利益が残らない体質になっていることに
社長たちは気づく必要がある。
うんちが出ない状況の便秘に
なってしまう原因のひとつとして、
腸内の働きが低下していることが
考えられる。
何らかの原因で低下してしまった
腸内の動きを正常に戻すために、
運動や体操などをすることで
解消することができる。
日常とは違った動きをすることで
体内の体質を改善している。
日常とは違った動き、
外的圧力という観点から
会社経営で考えてみると、
これは『社員教育』だと言える。
そもそも社員教育とは、
社内で今できていることを
再度徹底をしたり、
通常業務では体験できない、
また、
今後の会社の成長のために
必要だと考えることを
勉強してもらうことである。
このような外的圧力(ストレス)を
定期的にかけることは
とても重要だと考えている。
このストレスが適度にかかることで、
新しいことが
社内に導入できることはもちろん、
通常業務を見直すことが
できるからである。
便秘が運動や体操で腸内の動きが変わり
解消されるように、
適度なストレスを
社員教育でかけることによって、
社内環境に変化が伴い、
これまでに中々残らなかった利益が
残るようになるという
”利益体質”に変化することができる。
このような観点から考えても
社員教育は重要だと言える。
『会社の利益はうんちのようなもの』
と僕が言っているのは
このような理由があるからだ。
体が健康な状態で快便を続けるように、
会社もこれらの内容を見直して
利益が残る状態、健全な利益体質を
社長が作っていく必要がある。
これらを改善しないで、
「利益が残らない」と言っているのは、
自分の生活環境を振り返らないで
「うんちが出ない」と言っていることと
同じである。
体も会社も体質は変えられる。