上機嫌の社長にだけ良いことが起きる
社長の機嫌には『上機嫌』と『中機嫌」と『不機嫌』がある。
いつも不機嫌な社長には、なぜか不機嫌な出来事が起こる。
中機嫌というのは、機嫌がいい時もあれば、悪い時もある。ということは、普通ということ。
だから、普通の社長には普通のことが起きる。
そんな社長から「何かいいことありませんか?」と聞かれるが、普通の人には普通のことしか起きません。
いつも上機嫌でいる社長にだけ、良いこと、奇跡的なことが起きる。
正直、経営をしていれば色々なことが起きる。もちろん、良いことも悪いことも起きる。
良い時は機嫌が良く、悪い時は機嫌も悪く。これが普通のことだと考えている。
これだと上機嫌の社長として良いこと、奇跡的なことは起こらない。
『感情』のまま生きると不幸になる
なぜなら、目の前で起こる良いこと悪いことに合わせて、自分の機嫌も上げ下げしている。
要は”感情のままに生きている”ことがわかる。
何も考えずに感情に流されながら生きていると人は不幸になる。
そもそも人間は何も考えずにいると「不安」なことを考えるようにできている。
自分の身を守る防御本能として「不安」が湧き上がってくるようにできている。
このようにして「最悪な状況」を考えて、その状況にならないようにしようとする。
『意志』の力で上機嫌にする
これらと比べて上機嫌の社長は『感情』に任せずに『意志』の力で動いている。
どんなことが起こっても、前向きに幸せなことを考えるように『意志』で持っていく。
『何か良いことがあったから機嫌が良い』のではない。
毎日経営をしていて、小さなことや他の人があたりまえと思って見逃していることを、『幸せ』と感じることで『上機嫌』になれる。
人間だけが『意志』の力を使える
自分に起こることすべてを『意志』の力で幸せの方向に持っていく。
この『意志』とは、人間が幸せになるための『舵』。
人間には生まれながらに『舵』が付いている。
与えられたこの『舵』をめいいっぱい使うことで幸せになれる。
『感情』のままに生きていたら、心配や不安など、不幸なことばかり考えるようになる。
『感情で生きるのが人間らしい』という人もいるが、猿や犬、猫などの動物も感情のまま生きている。
『意志』の力を使って生きることを許されているのは人間だけ。
目の前に起こることをどう捉えるか
いつも私は言っていますが、社長は神ではなく人の子です。
意思決定でミスもすれば、感情的になることもある。
それを人間だけに与えられた意志の力でどう感じるか、どう考えるか。
上機嫌な人=機嫌がいい人=幸せな人。
『幸せ』とは気づき、感じるもの
幸せとは、その人が自分で気づくもの。幸せとは、その人が自分で感じるもの。
だから、その人が幸せになろうと思ったら、いくらでも自分で感じることができる。
社長こそ、自分の機嫌は自分でとる!
社長の機嫌が悪いと、周りの社員が気を使う。
お客様第一主義と言っていながら、お客様ではなく社長に気を使う。
社員に機嫌を取らせてはダメ。自分の機嫌は自分でとる!
自分の機嫌ぐらい自分で取りながら経営をする。
この上機嫌経営は、いつでもはじめられる。はじめ方は簡単。
社長であるあなたに付いている舵を幸せの方にきるだけ。
社長が上機嫌になることで、不思議なぐらいに良いことが起こりはじめる。