”社長がひとりで頑張る”ワンマン経営から
”社員が自然と動き出す”サイクル経営へ
『100年塾』塾長の金村秀一です。
無くても経営できるが
あると凄い力を発揮するものとは?
社長が長期的なビジョンを掲げて
共有することは、
組織の業績を大きく左右します。
ランチェスターの法則によると、
ビジネスの業績の構成要因は、
精神活動における問題点が53%、
戦略における問題点が40%、
戦術における問題が7%
と言われています。
ここでいう精神活動とは、
社長の熱意・願望・向上心・利他心・
社内風土の問題などをさします。
この53%に着手することなく、
時代の変化とともに年々変化する
戦略や戦術だけにこだわっている
社長がとても多いのが現実です。
社長として
会社の長期的なビジョンを明確にし、
言葉と文字で社員と共有することで
組織が一枚岩となり、
ビジョンの実現に向けて
大きく動き始めます。
当然、業績も伸びていきます。
ちなみに、このようなデータもあります。
◉ビジョンがある会社とない会社
での収益差は1.76倍(黒字会社間の比較)
◉年商2.5億円以下の会社の
47%にしかビジョンがなかった
◉年商30億円以上の会社の
76%がビジョンを持っていた
この数字からも
長期的ビジョンを掲げる効果はありそうです。
経営の醍醐味は、
存在意義の『社会性』と『収益性』の
両立が可能であることです。
ウィルウェイの創業は1995年8月。
9年ほど前までは
ビジョンや経営理念はありませんでした。
なくても事業は滞りなく活動できていて
当時は必要性を感じなかったからです。
しかし、
事業が自分一人のものではなく、
社員が徐々増え始めてきた時、
社内にブレが生じ、
社員がバラバラになり、
抑止力がないことに気づきました。
『うちの会社は何のために存在しているのか?』
という思いにかられた時期がありました。
【 会社の社会的存在理由 】
【 会社が社会から担う”役割” 】
この社会的役割を強く意識した時、
会社が大きく動きはじめました。
このような2つのことが重なり
志命と経営理念をつくりました。
ウィルウェイグループの志命は、
『日本の中小企業の
永続率を10%にします!』
そして、経営理念は、
『関わる全ての人々を
幸せにします。
ー半径3メートル以内に
大切なものは全部あるー』
となっています。
志命は、
社員とお客様が共有するためにある、
いわば外向きにもの。
経営理念は、
全社員が同じ価値観を共有するための
内向きのもの。
『志命・経営理念は
無くても経営できるが
あると凄い力を発揮する。』
★☆★今日の仕事ができる人の心得★☆★
【 一致団結 】
一人一人違った価値観を持った
人が集まっているのだから、
求めるほうが無理。
心を1つに合わせることが
できない人が出てくることを
予定に組み込んでおくことが大切です。
行動だけ一致すればよい。
木は形が違っても、燃えれば同じ火になる。