経営状態を因数分解する
100年塾の第3講が熱海で開催されました。
第3講からいよいよ経営計画書づくりが本格化します。
100年塾オリジナルの経営支援システム『マネクト』を使って、
来期の経営計画の詳細を詰めていきます。
会社は一般論で良くなることはありません。
なぜなら、会社ごとに事情も違えば環境も違うからです。
ですから、同じ仕組みを社内に導入しようとしても、
ある社長には『すぐに導入して大丈夫ですよ』と回答し、
ある社長には『あと半年待ってからにしてください』と回答します。
大切なことは導入することではなく、どのような成果に結びつけるかです。
ですから、おのずと第3講はマンツーマンでアドバイスすることになります。
実践的で具体的なアドバイスができるので、社長たちの納得度も高くなります。
考え方だけではなく、具体的な戦略・戦術に落とし込むために言葉と数字を駆使します。
社員数の少ない小さな会社は現場が命です。
ですから、現場の具体的な行動が変わらない経営計画では意味がありません。
志が高い社長仲間がいる環境
『もっと良い会社にしたい!』という成長意欲の高い社長が参加しています。
志が高い社長の仲間がいることで、講義以外でも経営談義は止まりません。
いつも思う不思議なことがあるのですが、
社長という職業は、人の会社のことはよくわかるのに、自分の会社のことは見えないものです。
ですから、仲間の社長からのアドバイスが戦略に影響することもよくあることです。
地域も違えば、業種も違います。
さらにみんな自分の会社のことで精一杯なので、人の会社の情報が記憶に残りません(笑)
だから、業績のこと、社員のこと、家族のこと、なんでも相談しています。
志が高い社長仲間が集まる環境が理想だったので、この環境は本当に有り難く思っています。
小さな会社は99%社長で決まる
社員数の少ない小さな会社は、99%社長で決まります。
社長の考え方、社長の言葉、社長の行動。。。
これらを整えるだけで、面白いように会社は変わります。
会社の業績とは、社長の戦略×社員の実行力で決まります。
社長の戦略ミスは、社員の実行力では補えません。
だからこそ、経営計画にすべてを捧げる必要があります。
成り行き経営、行き当たりばったり経営で乗り切れるほど、
今の世の中は甘くありません。
経営計画を毎年磨き上げることで、社長の戦略の精度が磨き上げられ、
さらに成長し続ける強い会社体質と文化を手に入れることができます。