虫の目で足元を、鳥の目で遠くを見る
『望遠鏡』しかない時、経営は、足下から少しずつ、崩れていきます。
『顕微鏡』しかない時、経営は、ある日突然、吹き飛ばされます。
望遠鏡か顕微鏡の、どちらかひとつしか持っていない・・・
そういう社長がほとんどです。
遠くだけを見る者は『近く』に足をすくわれます。
近くだけを見る者は『遠く』に叩き潰されます。
簡単なことではないが、
社長には両方の視点がないといけません。
遠くだけを見つめて、足下を見失ってはいませんか?
足元ばかりを見て、遠くの危機を見過ごしてはいませんか?
『虫の目』で足元を見て、
『鳥の目』で遠くを見つめる。
成功し続ける社長は、
虫の目と鳥の目の二つの目を持っています。
そして、いつも、木も見て、森も見る。
近道を探している人に成功はない
経営に『近道』はありません。
正しい道はあるかもしれませんが、
近道はありません。
でも、
近道を探すのに忙し過ぎて成功するヒマがない・・・
そんな社長は多くいます。
でも、誰もがうまくいく・・・
そんな都合のいい成功法則など、
あるはずがありません。
唯一あるとすればこの法則。
①考える
②気づく
③行動・改善する
④失敗する
そしてまた①考える。
成功者は、このサイクルを繰り返しているだけです。
近道なんて、していない。
近道なんて、探していない。
人より速く、このサイクルを回しているだけ。
近道を探してはいませんか?
近道を探すことに忙しくて、
進むことを忘れていませんか?
あなたの仕事は、近道を探すことではありません。
成長に向かって一歩一歩、進んでいくことです。
たとえ、それが少し遠回りであっても、
全速力で駆け抜ければ、
近道を探してさまようよりも、
ずっと早くゴールに近づけます。
『全速力で遠回り』
それくらいの気持ちで行きましょう。
社長はいつでも3人から見られている
どんな優秀な社長でも、長く経営をやっていると、
厳しい時代の1つや2つはあります。
何をしたらいいのか分からず、途方に暮れる時、
誰を信じていいのか分からなくなり、孤独を感じる時、
何をやっても手応えが無く、徒労感だけが残る時、
そんな時の1つや2つは、やってきます。
それでも社長は、前を向いていかないといけません。
胸を張って、上を向いて歩いていかないといけません。
なぜなら、あなたは、見られているからです。
あなたは、お客様から、見られています。
あなたは、社員から、見られています。
あなたは、社会から、見られています。
人は、下を向いている人から、商品は買いたくないものです。
人は、元気のない人には、ついていきたくないものです。
社会は、そういう人に、何かを任せたくないものです。
だから、社長は、まず、上を向くことです。
どんなに辛い時でも、我慢して上を向いていることです。
それは経営者の『大切な仕事』です。