モノの環境整備を循環させて脳のプログラムを書き換える

昨日アップした下記の記事の続きです。

あることを通じて、社員の循環力を改善することができます。その『あること』とは一体なんでしょうか?

そのあることとは、モノの環境整備です。

目の前にある見えるモノを使って、頭ではなく手を使って実行し、その成果がすぐに目に見える形で整っていくという体験によって脳のプログラムが書き換えられ、本人の癖を書き換えることができるのです。

モノの環境整備を愚直に実行させることで、循環力は確実に高まり、改善していきます。モノの環境整備を組織の方針として徹底することで、最重要とも言える循環力が着実に社員の身に実力となってついていきます。

会社の方針が書かれている経営計画書をつくるときに私が気をつけていることがあります。それは、会社の方針とは時代や環境の劇的な変化がない限りは、全方針の10%以上を変更しないことです。

経営計画書とは、会社の道具でないといけません。理想ばかりが書いてあるだけでは、絵に描いた餅になり、社員は誰も使わなくなります。そのため、できることを中心に作り上げていく必要があります。

いつどんな時でも最大の敵は『時代』です。

できることばかりではなく、やらなくてはいけないことをこれから訪れる未来に対して取り組んでおくべきことが方針として経営計画書に書かれています。

わずが10%の変更ですが、全社員が会社の道具として肌身離さず日々持ち歩き、方針・数字・計画を共有して繰り返すことで社員に浸透させて、変化・成長させることができるのです。

お客様の声と時代の変化に対応したバージョンアップを行い続ける『緩やかなバージョンアップ』を確実に循環させ続けること。その成果として、なかなか成果をあげることができなかった組織集団が、できる社員集団へと変わった時、リーダーが立てた戦略が社員たちの力によって現実のものに初めてなります。

モノの環境整備で、頭を使わずに手を使い脳のプログラムを書き換える。この環境こそが強かな会社をつくるのです。

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。