物事が上達する3つのステップ

”社長がひとりで頑張る”ワンマン経営から
”社員が自然と動き出す”サイクル経営へ

『100年塾』塾長の金村秀一です。 


物事が上達する3つのステップ

物事を学ぶときに、
最も大切な基本姿勢を表す
『守・破・離』
という言葉があります。

武道や稽古事に限らず、
仕事においてもこの3つの段階を経て、
その道を極めることで
物事は上達すると言われています。

『守』とは学ぶことです。
学ぶこととは、つまり真似ることです。

師匠から、先生から、上司から
教わったことをそのまま愚直に真似ること
からはじめます。

すべてを師の教え通りにやります。
それ以外のやり方をしてはいけません。

なぜなら、
それが上達の早道だからです。

師は長い年月の間、試練を重ね、
ひとつの道を築き上げています。

もし、これを疑い、
批判する初心者がいたら、
その人には学ぶ姿勢が欠けています。

絶対に向上や発展はありません。

ただしこれは、言葉で言うのは簡単ですが、
実際にやってみるとなかなか難しい
ことがわかります。

私の経験上、
10人に教えて『守』ができるのは、
1人いればいいほうです。

できない人のほとんどは、
『守』を通り越して『破』をやっています。

『破』とは『守』を会得したうえで
自分なりの型を見つけることです。

つまり本来『破』とは『守』を
やりきった人だけが挑戦するものなのです。

『守』は人のスタイルをそのまま真似るため、
どうしてもストレスを感じます。

そのため、続けることが難しいのです。

そこで、ほとんどの人が
教えられたことを我流の方法などの
アレンジを加えたことを『真似た』と
勘違いをしています。

素直になれない人は、
せっかく良い方法を
真似るチャンスがあったとしても、
それに自己流のアレンジを加えてしまします。

さらに問題なのは、
それなのに自分は
真似たつもりでいることです。

そして、
『あのやり方、試してみたけどダメだったよ』
という結果になります。

そのような人は、
指導やアドバイスをもらっても
活かすことができません。

ですから、結果として、
何をやっても上手くいくことはありません。

素直さが足りず、
自分を捨てることができないため、
結果が変わることはありません。

個人も組織も同じです。

『守』の段階を踏まずに、
『破』だけをやっている組織が
上手くいくことはありません。

もし上手くいっていたとしても、
その状態を続けることは難しい。

昔の私の会社が、
そうであったように。

同じことと
同じようなことは
全く違うもの。

★☆★今日の仕事ができる人の心得★☆★

【 守破離(しゅはり) 】

物事の上達の原理原則のことです。

守る。 破る。 離れる。

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。