神・時間術 by 樺沢紫苑【書評】

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樺沢紫苑さんの『神・時間術』を読み終えたのでご紹介。

 

 

時間は1次元ではなく2次元で考える。

 

”「集中力の高い時間に、集中力の必要な仕事をする」
 時間の進行が「線」ではなく「面」になる。「2次元時間術」と呼ぶ。
 
 
「集中力の高い時間帯に集中力の必要な仕事する」。
 
これって当たり前のように感じている人も多いと思うが、
一体どれだけの人が実践できているだろうか?
 
僕自身これまでの10年間、子供達と一緒に通学・通勤をしていた。
先日の卒業式を持って親としての役目も終わったことで、
根本的な時間の使い方を見直した。タイムマネジメントだ。
 
朝5時に起きて朝ランに行き、
午前中は会社に出勤せずに自分にしかできない仕事をする。
 
その仕事には、会社のマネジメントは含まれておらず、
経営塾のコンテンツのブラッシュアップや執筆などの
クリエイティブな時間に当てられている。
 
このタイムマネジメントによってこれまでと集中力が全く違く、
時間の密度が濃くなっていることを肌で感じる。
また、通勤時間というものを午前中から午後の時間に移行できたことが
自分自身も気づいていなかったが大きな価値を生んでいる。
 
 
 
 

適度な有酸素運動は脳の機能をアップする。

 

”運動は、脳に対してものすごくよい効果を発揮する。
「有酸素運動」をすることでBDNFという脳を育てる物質が分泌され、
意欲を高めるドーパミンという脳内物質も分泌される。
結果として、集中力が高まるだけではなく、
記憶力、思考力、作業遂行能力など脳の多くの機能がアップする。
 
 
タイムマネジメントしてから朝ランをしている。
時間にして45〜60分。
これは意図的に決めた時間ではなく、
自宅周辺の朝ランのルートから結果としてこの時間になっている。
 
本の中には”運動のやりすぎは集中力を下げる”との記載がある。
運動を2時間以上などやりすぎることで、
運動後に襲われる食欲やその後にくる強い眠気のことも書かれている。
 
以前まで朝ジムに行っていた時は、
約2時間のトレーニングをしていたので、
強烈な食欲と疲労があったことを思い出した。
適度な運動を適正な時間にすることで、
運動の効果はさらに高まることが再確認できた。
 
 
 
 

日本の生産性の現状。

 

”日本の労働生産性はOECD加盟34カ国中第22位。
先進国ではダントツ最下位の労働生産性です。
それでも日本はGNPで世界第3位。
これはすごいこと。
つまり効率が悪い分、長時間労働でカバーしてきたのです。
 
 
海外視察で色々な国を見て回っているが、
日本の特徴を一言でいうならば「勤勉な国」だろうか。
この部分に関しては、どの国にも負けない強さを持っている。
 
これまではそれを強みと捉えて先進国の仲間入りをしていたが、
今後は生産性の改善が求められるのは避けられない。
 
この本にあるように、
時間を「線」で捉えずに「面」でとらえることをはじめ、
根本的な考え方を徹底して社長と社員で話し合う必要があるだろう。
 
なぜなら、
日本の就業人口の7割が中小企業に勤務している中で、
中小企業にはそれら全てをすぐに受け入れられるほどの財務力がない。
お互いがしっかり理解した上で労働環境を
数年間のプロジェクトとして改善する必要があるだろう。
 
 
 
 

雑念が多い時代の集中力の高め方。

 

”小説家は小説を書く場合、なぜ温泉宿にこもるのか。
それは「人的な横槍」をブロックして、すべての雑念を排除し、
集中力を高めて一気に執筆を終わらせるためです。
 
 
雑念には色々な種類がある。
思考の雑念からはじまり、物、人、そして、
携帯電話やLINEなどのデジタル通信による雑念もある。
 
これらの雑念を排除することで集中力は研ぎ澄まされる。
 
僕が主宰している社員数30人以下の社長のための経営塾「100年塾」では、
会社の経営計画書を作成するときに集中できる環境を整えるために、
2泊3日で山に篭り、来期の方針書を一気に作り上げることをしている。
 
会社にいるとどうしても集中力を遮断する雑念があることは
社長という立場上どうにもできない。
だからこそ決算前に毎年山籠りをして計画書を作ることを習慣化している。
 
 
 
 
 

記憶のゴールデンタイム。

 

”「人間は寝る前に考えた人間になる」。
寝る前に考えたことが、私たちの潜在意識の中に、
そのまますっと入ってきやすい。
普段は閉じている潜在意識の扉が寝る前の時間帯に開く。
 
 
これは聞いたことはあったが、どのような理由・メカニズムから
なっているのかを詳しく知ることができた。
 
これまでは寝る前の15分というものを意識したことは全くなかった。
でも、「人間は寝る前に考えた人間になる」と言われるほど、
自分自身の潜在能力の働きかけることができる貴重な時間であるならば、
これを活用しない手はない。
 
毎朝取り組んできた前向き思考の習慣を
夜、寝る前にも取り入れてみたい。
 
これからの人生をより豊かなものにするためにも、
このたった15分間のゴールデンタイムを貴重な時間としよう。
   
 
 
 

まとめ

 
 
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この本を読んで浮かんできた言葉は「時間には色がある」ということ。
これまでは漠然と「朝の時間」は密度が濃いなどと理解していたが、
著者の樺沢さんが精神科医ということもあり、
「朝の時間はなぜいいのか」といったことなどが
論理的にわかりやすい言葉で描いてある。

「脳のゴールデンタイム」と「記憶のゴールデンタイム」

夜寝る前の15分前「記憶のゴールデンタイム」は大きな収穫となった。
「人間は寝る前に考えた人間になる」を早速実践してみることにする。
これまではいつの間にか寝ていることが多かっただけに、
15分間をしっかりと確保していくことにする。

 
 
 
 

脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術

(樺沢紫苑著・大和書房) 

 

 

 

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