たいていの成功は偶然

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たいていの成功は偶然

 

2015年1月。

おかげさまでウィルウェイグループは

創業20周年を迎えました。

これもひとえにたくさんの方々に応援されて、

助けられてきたおかげです。

 

 

会社が20年続く確率は0.3%と言われています。

わが社はその僅かな確率を生き延びてきました。

とはいえ、

今日まで会社経営を続けてこられた理由は、

私自身が優れた社長だったからではありません。

なぜなら、

これまでの間に会社をたたもうと考えたことが

3回もあるからです。

 

 

ですから、20年目を迎えた今も

『たまたま上手くいっているだけ』

と脇を固めて経営しています。

 

 

一般的に小さな会社は、

社長の実力で決まると言われています。

ただし、

長期的に見ればそれは事実ですが、

短期的に見れば必ずしも真実とは言えません。

 

 

仕事とは面白いもので、

社長の実力に関係なく

時として成果が出てしまうことがあります。

成功するための要因が偶然揃っていたり、

時流やブームに乗ったり、

ある一部の能力が突出しているために、

たまたま成功してしまうことが起こります。

 

 

目の前の成功が「偶然」なのか「本物」なのかは、

その仕事を10年以上継続してみないとわかりません。

でも、

多くの社長が手にする

たいていの成功は「偶然」だと言えます。

 

 

なぜそう断言できるのか?

 

あなたがまだ子供だった頃、

両親から自転車の乗り方を

教えてもらった時のことを思い出してください。

 

 

自転車に興味を持ち、

周りですでに自転車に乗っている友達を見て、

『自分も自転車に乗りたい』と練習したことを。

 

 

最初はハンドルさえきちんと持てず、

数メートル進むのもやっと。

でも、両親からのアドバイス通りに

くる日もくる日も練習を続けることで、

次第に進む距離が伸びて、

曲がることを覚えて、

転ぶこともなうなり、

ある日、自分の力で

自転車に乗れるようになったはずです。

 

 

そんな記念すべき日から、

20年、30年と時間が経過した今、

あなたは自転車に乗ることが

できなくなっていますか?

 

 

きっとそんなことはなく、

ほとんどの人が今でも自転車に

乗れているはずです。

 

 

自転車は、乗り方をきちんと学び、覚え、

一度上手に乗れるようになると、

その後もずっと乗り続けることができます。

その理由は、

知識と体験を交互に習得しながら、

乗るための技術を身につけたからです。

 

 

では、ビジネスはどうでしょうか?

 

自転車と同じように、

上手くいくための知識と体験を

交互に習得することができれば、

一度成功した後はその後もずっと

成功し続けることができると思いますか?

 

 

残念ながら答えは『NO』です。

 

 

仕事に関する知識や技術は

時代の変化とともに刻々と移り変わります。

過去において正しかったやり方も、

今では通用しないということが頻繁に起こります。

懸命に学び、手に入れたはずの

知識や技術が時代遅れになることは、

日常茶判事。

未来には、未体験の出来事が

列をなして待っています。

 

 

それゆえ、ビジネスの世界では

ぶっつけ本番の行き当たりばったりの

決断を迫られる機会が多く、

成功し続けることが難しくなっているのです。

 

 

お客様が行列を作っていた繁盛店が、

数年後には閑古鳥が鳴いている。

事業が大当たりして儲かっていた会社が、

数年ご倒産している。

 

 

多くの社長は自社のビジネスが

ちょっと上手くいっただけで、

自分の実力を過信しがちです。

一旦軌道に乗ったかに見えた組織が

失敗していく原因がここにあります。

せっかく掴んだ成功へのステップを

自ら踏み外してしまうのは、悲しいことです。

だから私はみなさんにこう問いかけたいのです。

 

 

『偶然の成功によっていませんか?』

 

知識+体験の習得を繰り返すことで、

ビジネスの進め方を構造的に学ぶことはできます。

でも、やはり成功し続けることは難しい。

だからこそ、たまたまの成功、

偶然の成功に酔いしれることなく、

常に新しい知識や技術、体験を貪欲に吸収して、

地道な努力を積み上げることが必要です。

 

 

そうした自分に厳しい目を持っている社長だけが、

10年経っても、四半世紀経っても、

社長でい続けることができるのです。

 

 

『たいていの成功は偶然である。偶然の成功によってはいけない』

 

 

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