役職者・幹部社員によくある典型的な失敗【1】

失敗の筆頭は『安請け合い』

初めて役職者になった人がする失敗の筆頭は『安請け合い』です。

この安請け合いの根本的な原因は、『部下に好かれたい』と思ってしまうことにあります。

人間であれば『みんなに好かれない』と思うことは自然な感情ですが、『みんな』であるところの部下は、新米上司をどのようにみているのでしょうか。

『あんなやつが出世したのかよ』『俺の方が本当は優秀なのに』と、批判的に見ている人の方が多いものです。

そもそも新任上司は、部下から好かれにくい

そもそも新米上司には、部下から好かれにくい素地があります。にも関わらず、何もできない部下に、好かれようとするから、無理が生じます。

新米上司は、部下に頼まれると、なんでも『いいよ、いいよ』と引き受けます。頼まれなくても、部下が困っていると見るや『代わりにやってあげるよ』と手を出します。本来ならば、部下に割り振るべき仕事を、自分一人で引き受ければパンクします。

そして、最後には『引き受けた仕事ができなくなる』という最悪の自体を招きます。安請け合いしたばかりに、部下の迷惑をかけて、信頼を失うのです。

好かれる理想の上司を演じるのをやめてみる

解決策は、『好かれる上司』を目指すのをやめて、『良い上司』を目指すことです。『良い上司』とは、『きちんと部下の面倒を見られる上司』です。

他人の面倒を見るためには、自分自身に余裕が必要です。安請け合いをする前に、セルフマネジメントを徹底しましょう。

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    この記事を書いた人

    金村 秀一

    100年塾塾長・社長コンサルタント

    社員数30人以下のヒト・モノ・カネの悩みを解決するための成功し続ける社長の経営塾”100年塾”を主宰。

    経営塾”100年塾”は、飲食業界に関わらず、様々な業界の社長が全国各地から参加している。経営計画書・環境整備・斜めの関係という再現性の高い道具を使って、社員がイキイキと働きながら、社長の決定をすぐに実行する、高収益体質の会社づくりをサポート、生産性が高い強い経営ができる。